そもそもwebマーケティングってなに?
Webマーケティングとは
「売上や結果を出す為に、お客さんの気持ちになって、お客さんに欲しいと思ってもらうためにネットを活用して試行錯誤を繰り返すこと」
だと理解しています。
Webマーケティングというと、ネット広告やSEOを思い浮かべる方が多いかもしれません。
広告の使い方やSEOの知識があったとしても、商品を購入するのはお客さんなのでお客さんの気持ちが理解できないと活用は難しいでしょう。
ですので、ネットのツールの活用は、あくまでもWebマーケティングの一部という理解が大事だと個人的に考えています。
・キーワード広告やSEOや分析ツールの使い方を知る
・結果を出す
この2つでは大きくやることが異なります。
Webマーケティングは、ツールが主役ではなく、お客さんが主役なのです。
SEOの事を知っている、キーワード広告の事を知っているだけでは役に立ちません。
得た知識をどうやって使うのか?が現場で役に立つWebマーケティングのスキルです。
簡単に習得できる?
ウェブマーケティングのスキルは短期間(数か月)で習得できるのでしょうか?
個人的な意見は、【部分的なスキル】なら習得可能です。
部分的なスキルとは、
・広告ツールが使えるようになる(グーグル広告・フェイスブック広告)
・SEOの為のリサーチツールが使えるようになる
・グーグルアナリティクスの項目を理解し、数字を見れるようになる。(分析できるようになるではありません。)
以上がウェブマーケティングの部分的なスキルと言えます。
このようなスキルは、覚えておいて損はありませんし、ウェブマーケティングをやる上で必須と言えます。
ツールが使えると、現場で通用するかどうかは別問題です。
現場では、ツールはあくまでもツールで、存在するのはビジネス上の問題だからです。
あなたがコンサルタントとしてお仕事をされる場合は、お客さんの問題を解決して初めてウェブマーケティングスキルがあると言えます。
実際にお客さんはキーワード広告をやってほしいというように、〇〇をやってほしいというオーダーは少なく、〇〇に困っているという形でオーダーをする場合が多いです。
その困っている問題に対して、ウェブマーケティングのツールを活用するのですが、お客さん自身なんのこっちゃわからない状態になる場合がありますので、その時はお客さんを教育しなければいけません。
伝える力もとても大事です。
場合によっては、ウェブマーケティングとは違う問題にも向き合わないといけません。(人事など)
ウェブマーケティング単体で見ると、広告の出し方や分析方法というイメージがありますが、現場でつかうとなると様々なスキルや経験が必要です。
※実際僕は飲食業界の経験や6社転職した経験がすごく役に立っています。
もしもコンサルタントとして活躍したい場合は、ウェブマーケティングの知識やツールの使い方だけでなく
・問題発見能力
・コミュニケーションスキル
・他業種の経験
・伝える力(教育力)
・問題発見に対する対策を見つける力
・実行する力
・管理する力
・空気を読む力
・人当たりの良さ
など現場で戦うにはこのようなスキルが必要だと個人的には感じています。
ウェブマーケティングツールを使えることは無駄ということではないので誤解しないでください。
ご自分の事業で使う時は、是非実践して知識を知恵にしてください。
どんな人が向いている?
ウェブマーケティングは色々なツールを使うことがあります。(広告や分析)
パソコンが得意だったり、分析が得意な方がウェブマーケティングに向いているかというとそうとも限りません。
ウェブマーケティングは【お客さんの気持ち】を理解しようとすることが一番大事。
お客さんの気持ちを理解しようとしている方が一番ウェブマーケティングをやるのに向いていると思っています。
僕自身接客業や営業をやってきましたが、その経験がすごく活きています。
デジタルツールだけですべて解決できる?
ウェブマーケティングで使うデジタルツール(ネット広告、分析ツール等)だけで事業の問題が解決するとはいいきれません。
時にはチラシを撒いたり、お客さんに会いに行って話を聞いたり。
パソコン一台ですべて解決するビジネスもあるでしょうが、ほとんどの場合人が絡んでいます。
仕組化、自動化という言葉はよく言われますが、それはそれ。ビジネスは人がやるものなので、アナログな対応は技術が発展していっても必須だと思います。
どんな人から学んだらいいか?
ウェブマーケティングのセミナーや本、スクールは沢山あります。
中にはYouTubeに特化した人、SNSに特化した人など講師によって得意ジャンルは様々。
ポジショントークもあるでしょう。
YouTubeを教えたい人はグーグルを軽視するかもしれません。(全員ではないですが、実際にそういう人を見てきました。)
誰からウェブマーケティングを学んだらいいかというと、実践でつかうのであれば【実際にやったことがある人、もっと言えば今実際にやっている人】から学ぶことをおすすめします。
知識を増やしたいなら、事例を研究している人でもよいとおもいます。
実際にやっている人と研究している人と比べると、知識をまとめて知っている点でいえば、研究している人に軍配があがるでしょう。
ですが、現場に使えるかどうかの点でいえば、実際にやっている人の方がうまくいかなかったことを経験していたり、工夫をしていますので、リアルな情報を得られるでしょう。
学んでもやらないと意味がない
セミナーで色々な知識や事例を紹介してもらえば、なんとなくわかったつもりになります。
ですが、知る事と出来る事は全く違います。
一つでもよいので、自分の事業に当てはめて実行してみてください。
実行すると、もしかしたら習ったことと違う結果になるかもしれません。
それでいいです。
自分が実践した結果から学んだり、気が付くことの方がセミナーで勉強するよりもはるかに価値があります。
ですので、知っただけでなく、必ずやってみてください。
ウェブマーケティングの簡単な流れ
商品を売る時のウェブマーケティングの簡単な流れを紹介します。
①競合調査
②世間の需要(ニーズ)調査
③自社(自分の商品)の強み分析、戦略設定
④集客方法設定
⑤販売ツール作成
⑥実行
⑦分析
⑧改善
状況によって顧客維持対策、さらに売り上げアップの為の改善などが加わります。
④以降は一般的にウェブマーケティングと言われているジャンル。
①~③はマーケティングや経営戦略と言われる部分。
売上アップの為のウェブマーケティングは、やらなくてはいけない範囲が広いことがお分かりいただけると思います。
最低限ウェブマーケティングで押さえておきたいツールやジャンル
ではウェブマーケティングをする上で押さえておきたいツールやジャンルはどのようなものなのでしょうか。
売る為のウェブマーケティングの習得を目指すのであれば、幅広く学ぶことをおすすめします。
個人的におすすめするのが
・SEO
・キーワード広告(ヤフー、グーグル)
・ワードプレスの作成方法
・LP改善
・グーグルアナリティクス
・グーグルビジネスプロフィール
・ヒートマップツール
・アウトソーシングサイト(ココナラ等)
・SNS運用
・SNS広告
・YouTube活用
・YouTube広告
・ランチェスター戦略
・販売の為のマーケティング
・競合調査の方法
・ニーズ調査の方法
・ECサイトの知識
・販売方法についての知識
・新しいツールの研究
です。
事業者さん自らウェブマーケティングを勉強する意味とは?
面倒くさいことは業者さんに任せてしまった方がいい、と考える方もいらっしゃると思います。
いままで色々な方の相談に乗ってきたのですが、一番多いのが【わけがわからずに業者さんに依頼して全く効果が出ない。助けてほしい。】です。
これは業者さんが悪いというわけではなく、依頼する方にも問題があります。
依頼する事業者さんがウェブマーケティングについての知識が無く、業者さんが提案してくれた内容が良いか悪いかもわからないまま依頼が進行し、結果的に失敗するという典型的なパターンです。
依頼する事業者さんにウェブマーケティングの知識があれば、業者さんが提案してくれた内容が良いか悪いかの判断がやりやすくなりますし、そもそも依頼をするときにちゃんと依頼をすることができます。
さらに、良い業者さんそうでない業者さんの判断も出来るようになるでしょう。
悪徳業者と契約してしまい、数百万払うはめになり泣き寝入りした事業者さんもまわりにいます。
自社のマーケティングは自社でコントロールする。その為にウェブマーケティングを学ぶことをおすすめしますし、ウェブマーケティングを勉強することは自分を守る(悪徳業者かどうかを判断できる。)ことにもつながります。
ウェブマーケティングのコンサルタントを目指したい方がどうやってお客さんを見つけて信頼をしてもらうか?
コンサルタントとして活躍したい方は、全国のお客さんを相手にするか、自分の住んでいる地域の方を相手にするかで攻め方が違うでしょう。
全国のお客さんを相手にする
インターネット広告(キーワード広告、FB広告)→無料セミナーへの誘導→LINE登録→複数回のメッセージ送信→本商品への誘導
こんな感じが多いと思います。
広告費があればこの形は取りやすいと思います
コンサルタントとしての実力があれば、お仕事依頼は増えていくでしょう。
地元で頑張る
この場合は、自分のお客さんになりそうな方とどうやって知り合うか?が肝になります。
地方になればなるほど、ウェブマーケティングが浸透していません。
僕は、最初は無料でウェブコンサルをして、結果をだしながら色々な人と知り合い、お客さんを増やしていきました。
コツコツやるしかないんですね。地方でやるには時間がかかります。一方で一度信頼ができてしまえばライバルが少ないので安定して仕事が入ってくるメリットもあります。
どうやって信頼を得る?
現場でやっていると、ウェブマーティング以外の経験や知識が要求されます。
キーワード広告だけ、SNS運用だけ、では通用することはほとんどないでしょう。
※スキルの切り売りという点で考えれば、ピンポイントの知識は役に立つでしょう。
常に何かしらの結果を出し続けないといけません。それが信頼につながります。
経験を積めば積むほど、ビジネスは人と人で成り立っているということを思い知らされます。
結局、人脈です。