今回の記事の内容は、グーグル広告の検索型広告を始めてやろうとする方向けの内容です。
>>前回の記事でヤフー広告を出す場合の、効果の予測方法についてお伝えしました。
今回は、グーグル広告を出す場合の効果予測の方法についてお伝えしていきます。
広告を管理する場合は、スマホではなくパソコンを使用することをおすすめします。
まずはグーグル広告のアカウントを作ろう
※アカウントをすでに持っている方で、エキスパートモードをお使いの方は次の見出しまでおすすみください。
※今回ご紹介する、グーグル広告のキーワードプランナーはスマートモードでは使用できません。
まずはグーグル広告のトップページにいきます。
https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/
右上の今すぐ開始ボタンからアカウントの開設ができるのですが、初めてのアカウントの開設で不安な方は電話のサポートを活用しましょう。
※平日9時~18時
実はグーグル広告には2つのモードがあります。
・スマートモード
・エキスパートモード
最初にアカウントを開設した時には、スマートモードになっている可能性があります。
簡単に広告を出したい場合は別ですが、効果検証などをしっかりやりたい方はエキスパートモードにすることをおすすめします。
スマートモードからエキスパートモードへの切り替えの方法、エキスパートモードとスマートモードの比較については
>>公式サイトの情報をご確認ください。
スマートモードは、ある程度グーグル広告にお任せした状態で簡単にグーグル広告を出すことが出来ます。
簡単に広告は出せますが、狙ったお客さんにピンポイントで広告を発信したり、細かい設定をすることはできません。
キーワード選定などはグーグル広告がある程度やってくれるので、管理はしたくない、とりあえず広告が出来ればいいという方にお勧めです。
エキスパートモードは、細かいキーワードや入札方法などを指定して広告を出すことが出来ます。ただし、間違ったキーワード選定をしてしまうと、見当違いのお客さんに広告が配信されることになります。
スキルは必要ですが、通販サイトなどを運用する方はこちらのモードで広告運用することをおすすめします。
※スマートモードになっている方は、エキスパートモードに変更できますが、スマートモードに戻ることはできませんのでご注意ください。
キーワードプランナーを使ってみよう
グーグル広告にログインし(エキスパートモード)、上のツールが並んでいるスパナのアイコンを選ぶと左側にキーワードプランナーがありますので選択しましょう。
そうすると、新しいキーワードを見つける、検索ボリュームと予測のデータを確認するの2つのボタンが出てきます。
広告を出すキーワードが見つかっていない場合は、左側の新しいキーワードを見つけるの部分から新しいキーワードを見つけるとよいでしょう。
既にキーワードが見つかっている場合は、右側の検索ボリュームと予測のデータを確認するところから広告を出した場合の効果の予測を確認しましょう。
そうすると、キーワードから開始とウェブサイトから開始の2つを選ぶことが出来ます。
キーワードから開始
黄色の枠にお客さんが調べそうなキーワードを入力します。
●●市 居酒屋
みかんの通販
など。
そして黄色の丸の下の部分に、あなたのサイトのURLを入れると無関係なキーワードを除外してくれるとのことですので、初めから広告をしても効果がなさそうなキーワードを除外したい場合はこちらにURLを入れましょう。
今回はみかんの通販でリサーチしてみます。
今回はみかんの通販だけでリサーチをしましたが、別のキーワードを入れることで色々なキーワードのリサーチが出来ます。
ただ、色々なキーワードを入力してしまうと、データが多くなり消化不良になりますので、キーワード広告初心者の方はひとつひとつリサーチをすることをおすすめします。
そうすると、まずはグラフが表示されます。
これはお客さんの需要を表しています。
みかんはこたつで食べるイメージが(個人的には)ありますので、秋から冬にかけて需要が高まっていることがわかります。
このグラフを見て、お客さんの需要が高い時に広告をだすと効果が高いかもしれないという予測ができます。キーワードプランナーを使えば広告を出す時期も判断できます。
夏にみかんの通販の広告を出すより、冬に出した方がお客さんが沢山みてくれそうですね。
グラフの下には
あなたが先ほどの画面で入力したキーワードを軸にグーグルが色々なキーワードを提案してくれます。
・各キーワードの月間需要(お客さんが調べる数)
・キーワードの競合度(ライバルが多いか少ないか?)
・入札金額の価格帯(1クリックあたりどれくらいの金額を入札すればいいかの目安)
などがわかります。
この中から、広告を出すキーワードを選定します。
画面右上のダウンロードアイコンからデータがダウンロードできますので、提案してくれたキーワード一覧をダウンロードしてじっくり吟味しましょう。
ウェブサイトから開始
ではウェブサイトから開始をするとどうなるか見てみましょう。
今回はばふえんごのトップページを入れてみました。
自社のサイトだけでなく、参考となるサイトを入れることでキーワードの抽出の幅がひろがるでしょう。
そうすると同じように、需要グラフと関連キーワードの情報が出てきました。
見方はキーワードから開始すると同じです。
リサーチをするときは、
・キーワードから開始する
・ウェブサイトから開始する
の両方を活用して、いい広告出稿キーワードをみつけましょう。
いいキーワードをみつけたら需要を予測
キーワードの需要チェックがおわり、みかん 通販 で広告を出すことに決めたとしましょう。次は選んだキーワードがどんな効果があるのかを細かくみていきましょう。
キーワードプランナーのトップに戻り、右側の【検索のボリュームと予測のデータを確認する 】のボタンを押しましょう。
次に今回キーワード出稿するために選んだキーワードを入力し、開始するボタンを押す。
そうすると、グラフと需要データがでてきます。右側の欄の予測を押してみると…
この様に選んだキーワードで広告を出したときに、細かい予測がでます。
上の図では月間20万円使ったシミュレーションです。
このデータはマックス広告費をつかった場合のデータですので、あなたが設定した広告予算で予測し直す必要があります。
そのために必要なのが【平均コンバージョン単価】
平均コンバージョン単価とは、お客さん一人当たりに出会うための費用です。
今回のみかん通販だと、1,900円ですので、広告予算が月間2万円だとすると、約10人のお客さんが購入してくれる予測になります。
1件当たりの獲得単価が1,900円ということは、1個販売して1,900円以上の利益が出る商品ではないと赤字になります。
商品によっては、1回目の購入で黒字を出すことが難しいので、定期購入や購入してくれたお客さんにメルマガやお手紙を出して再購入や客単価アップに取り組まなくてはいけません。
ただし、今回グーグルが提案してくれた予測はあくまでも予測なので、広告文や誘導先のページによって大きく異なる場合があります。
このあたりは実際に広告を出してみて、予測と実際自分がやったデータの差があるかないかを確かめる必要があります。
ネット広告は一度出したら終わりではなく、改善の繰り返しです。時にはお客さんのニーズチェックや競合調査、USP(自社商品の強み)の設定などに戻る時もあります。
お客さんが求めているのとずれている商品は、いくら広告をだしても買ってくれる確率は低いからです。
ここまできてやっと、広告費に対する効果(購入数)の予測ができます。
さらに、県別のデータやデバイス(モバイル・PC)別のデータなども見ることが出来ます。
グーグル広告は配信する県も選択できますので、こういったデータを是非活用してみてくださいね。
ヤフー広告とグーグル広告の両方で予測をしてみよう
ヤフー広告やグーグル広告では広告効果の予測ができます。
それぞれの機能は異なっていて、詳細なデータがわかるのはグーグル広告の予測機能だと思います。
簡単に予測したいならヤフー広告。
>>ヤフー広告の効果検証方法はこちら
それぞれのデータ予測ツールを使って、色々なキーワードの需要調査の練習をしてみましょう。