実は最初からBASEを意識してつくったわけではありませんでした。
4年前に開設した高知県のお茶屋さん【香稜苑】のネットショップを例にだしながら、BASEでの売り方を振り返ります
https://kouryouen.official.ec/
実はこのネットショップ、公式HPを作った後にネットショップを後付けで作りました。
まずは、最初に農園を全国の方に知ってもらいたいという思いで公式ページをつくりました。
https://kouryouen.com/
予算をあまりかけずに作りたかったので、ワードプレスで最初から自作しました。
使用したテンプレートは、現在アップデートが停止しているビズベクトルです。
https://bizvektor.com/
無料のテンプレートで、カスタマイズがやりやすそうだったので選びました。
サーバーはエックスサーバー。
https://www.xserver.ne.jp/
ドメインはムームードメインで取得しました。
https://muumuu-domain.com/
月間の維持費は2,000円もいかないので、今でも維持費を安く抑えられています。
公式HPは数回のリニューアルを経て、アクセス数も伸びてきました。
アクセス数がある程度になった時に、全国通販に挑戦したいということになり、当時で始めだったBASEでネットショップを作ろうということになりました。
BASEでネットショップを作った理由は、単に月額維持費を掛けたくなかったからと、見た目が簡単そうだったので選びました。
先に公式HPを作ったことで、のちに作るBASEの販売に良い影響が沢山ありました。
集客は主に検索エンジン(SEO)だけ
ネットショップへの集客方法は沢山あります。
・SEO
・キーワード広告
・SNS広告(投稿)
等
香稜苑の集客はSEO対策のみです。
今多くの方がやってらっしゃるインスタグラムの活用などはやっていません。
フェイスブックの投稿を気が向いたらしている程度。(ほとんど集客には結び付いていません。)
香稜苑公式HP→BASEのネットショップ
この流れがメインです。
BASEのネットショップ自体は検索エンジン対策(お客さんに調べて見つけてもらう)の点で見れば決して優位ではありません。
BASEは簡単にネットショップを作ることが出来ますが、簡単に売ることは出来ないというのが実際にやってみた感想です。
独自ドメインを取って、検索エンジン対策をしっかり、商品ページの作りこみを行えばお客さんが色々なキーワードで調べた時に、ヤフーやグーグルで見つけてもらえる可能性が高まります。
※下の図は当たり前ですが、香稜苑と調べると一番目に香稜苑のHPが検索結果の1番目に表示されます。
ですので、BASEで商品を販売するときは、独自ドメインを取ってしっかりしたHPを運用するとよいかもしれません。
※競合度合い(ダイエットサプリ 通販)が高ければ、いくら独自ドメインをとってHPを運用してもグーグルやヤフーに上位表示することは難しいので、キーワード広告などの集客方法に取り組まないと売れない場合があります。
結果公式HPへの訪問者数が増えて、ネットショップを訪問する人も増えます。
集客のルートは1パターンだけでなく、
・トップページ→ネットショップ(ネットショップトップページ)
・各商品ページ→ネットショップ(商品ページ)
というように、必ずしもトップページからネットショップに行くとは限りません。
この理由は、商品ページごとに検索エンジン対策をしており、商品ページそれぞれに集客力があるからです。
また、一般のお客さんだけでなく、会社さんからもお問合せをもらえるように業者用専用フォームも設置しています。
※下の図は商品ページに【ご購入はこちら】ボタンを設置し、そのボタンをクリックするとBASEの商品ページに飛ぶ仕組みになっています。
これが香稜苑のアクセス解析の内訳ですが、一番濃い青が検索経由ですので、ほとんどのアクセスが検索経由からというのがお分かりいただけると思います。
個人的に考えるBASEで販売するときにおすすめの流れは
・独自ドメインで公式HPを作る
・公式HPはしっかりと検索エンジン対策をする
・商品ページにも検索エンジン対策をする
・トップページや商品ページとBASEのページをつなげる
まずはこの形を作った後に、アクセスが少なければ、キーワード広告やSNS広告、コツコツとSNS投稿を頑張るなどの対策が必要でしょう。
なぜ検索エンジン対策だけで、他の集客方法を実践していないかというと、現場をやりながらあれもこれも出来ないからという理由です。
絶対上位表示できる方法はありませんが、上位表示することができたならアクセスは自然と集まってきますので、忙しい方のおすすめの集客方法は検索エンジン対策(SEO)と言えるでしょう。
※上位表示するかどうかは、グーグルが判断しますので、こちらは順位をコントロールできません。
その場合はキーワード広告など他の集客対策をしなくてはいけません。
お客さんからレビューをもらって成約率アップ!
商品ページの中に、お客さんからのレビューを載せているものがあります。
お客さんの数=アクセス数×成約率
ですので、レビューを掲載することで、成約率がアップします。
結果、同じアクセス数でもお客さんの数が増えるという仕組みです。
問題はどうやってレビューをもらうか?です。
待っていてもレビューはなかなかもらえません。こちらから積極的にお客さんにレビューをお願いする必要があります。
BASEにはメールマガジン機能があり、そこから商品を購入してメルマガを送ってもよいとチェックを入れてくれた人にメールを送ることが出来ます。
BASEより
予めレビュー記載用のページを作り、メールマガジンの文章内にそのレビュー記載用ページのURLを記載してお客さんにメールを送ります。
ただメールを送ってもレビューを書いてくれる人はいるでしょうが、少しでも多くのお客さんに書いてもらうためにちょっとしたプレゼントをします。
これは
・レビューの回答率をあげるため
・プレゼントをすることにより、もう一度商品を体験してもらえる
の理由があります。
動画も活用
お客さんに商品の情報をもっとしってもらうために動画も活用しています。
スマホで撮影→フィモーラという動画編集ソフトで編集→YouTubeアップ→HPへ貼り付けの手順です。
フィモーラは1万円以下で購入出来て、機能が豊富な動画編集ソフトなので重宝しています。
※他にも便利な動画編集ソフトがあると思いますので、もし動画編集をする際はご自分が良いと思ったソフトをお使いください。
BASE+ほかの販売方法がうまくいくコツ
今回は僕がやった例で紹介しましたが、SNSが得意でフォロワーが多くDMを沢山もらっているようなアカウントを持っているのであればSNS経由でネットショップをアピールすることも有効でしょう。
広告費を掛けていいならキーワード広告やFB・インスタ広告に挑戦するのもよいですし、SEOでやってみるのもよいでしょう。
大事なのは結果を検証し、駄目ならほかの手段を試すこと。一つのやり方に固執するのもよいことでしょうが、ある程度のタイミングで見極めは必要です。
その時の為に、色々な集客方法を知っておくことをおすすめします。