SNSは拡散ツールではなく、コミュニケーションツールとして使う
SNSで炎上や拡散、バズ。ニュースやテレビ番組で言われています。
SNSで情報発信をすると沢山の人に情報が届くと信じて毎日投稿しているものの、効果が出ず困っている方が相談に来られる場合があります。
SNSで情報が広がりやすいコンテンツは
・刺激的なコンテンツ
・揚げ足を取るようなコンテンツ
・切実なコンテンツ(●●の在庫がありすぎて困ってます系←最近は効力が弱まっている気がします)
というように、少し週刊誌に載っているようものが多いです。
一般の事業者さんが投稿するコンテンツは、事業の紹介や商品の紹介など拡散しやすいコンテンツには該当しません。
。事業者さんがSNSを活用する上で知らないといけないのは、SNSの仕組み
この仕組みを知らないと、闇雲に投稿を頑張り、結果何もならないという状況になりかねません。
僕がおすすめするのは、SNSを拡散ツールとして使うのではなく、お客さんとのコミュニケーションツールとして使うということ。
その使い方を意識すると、フォロワー数よりもフォロワーの質ということが分かってきます。
今回はSNSの中で沢山使っている方が多いインスタグラムの仕組みと、小さなお店でやっている簡単なインスタグラムの活用方法についてご紹介します。
インスタグラムの仕組みで知っておいた欲しいのはこの3つ!
インスタグラムをネットショップに活用する上で知っておきたい仕組みは
・新しい投稿
・人気のある投稿
・あなたと親しい投稿
この3つです。
3つの条件が関係している
新しい投稿はあなたをフォローしてくれた人に表示される可能性が(一応)高いです。
投稿が新しくても、あなたのフォロワーの方が【いいね】を押してくれない投稿だと、たとえ新しい投稿でもあなたのフォロワーの画面に表示される確率は低くなるでしょう。
毎日投稿して何にもならないという人は、まずはあなたの投稿がちゃんといいね(お客さんに支持されているか?)が押されているかチェックしましょう。
もし、あなたの投稿にいいねがついていない場合には、その時点で投稿を頑張ってもフォロワーさんに情報が伝わりにくいので、上手なアカウントを見て投稿内容を参考にして、自分の投稿を改善してください。
毎日投稿を頑張るのは、投稿の質を上げてからです。
そして、運用していくとコメントをくれたり、いいねを押してくれる人の傾向が偏ってくる可能性が高くなります。
その方達があなたのアカウントを応援してくれる方です。
※フォロワー全員があなたの投稿を見てくれるのが理想ですが、現実はそうはいきません。
コメントをくれたらコメント返しをし、フォローしてくれたらお礼を言う。リアル世界では当たり前にやることですが、SNSを便利なツールだと思うとなかなか出来ていない人が多いです。
あなたが有名人ならフォロワー数を気にするべきでしょうが、事業でSNSを活用する場合は、フォロワー数よりも、フォロワーの質が大事と言えます。
自分を応援してくれる方を大事にしましょう。
小さな焼きいもやさんが行っているインスタグラム対策
駐車場に簡易テントを立てて営業しているお芋やさんの簡単インスタグラム活用方法を紹介します。
お店をインスタグラムを活用して宣伝したいということで、まずはインスタグラムのアカウントをつくりました。
最初はフォロワー0ですので、投稿をしてもみてもらえる確率は低く、さらに、店主さんはあまり機械が得意ではありません。
ですので、
・質の高いフォロワーを増やす
・投稿をシンプルにする
この2つがこの焼き芋屋さんをお客さんに知ってもらうためのインスタグラム活用のポイントでした。
フォロワーを増やす為にやったことは、
・のぼり旗を立てて遠くの人にアピールする
・焼きいもを買ってくれた人に、その場でインスタグラムをフォローしてくれた人に小さなお芋のプレゼントをする。
この2つです。
焼き芋を買ってくれた人がフォローしてくれるので、フォロワーの質という点でいえばかなり高いといえます。
そして、投稿は出来る範囲で頑張ってもらいました。
ピンぼけでもよいので写真をアップ。コメントを少しでもいいので入れる。
これだけです。
これだけでもお客さんに伝わります。
タグ付け、映える写真・・・お手本のようなインスタグラムの活用方法という点で見れば突っ込みどころ満載でしょう。
でもいいんです。お客さんに伝われば。そしてこの投稿を見てお客さんが来てくれたので正解なんです。
時には不器用さが武器になるということを勉強させてもらった事例でもあります。
SNSは技術も大事だが、気持ちも大事
最近はテクニックとしての稼ぎ方やSNSの活用方法などが目立ってきているような気がします。
それらを否定するつもりはありませんが、お客さんありきの商売ですので、SNSなどのネットツールを使おうが、チラシなどのアナログツールを使おうが、お客さんのことを考えながらやるということを忘れずにいたいものです。